伊藤華野のキッズ・ヨーガでは、子どもから「いのち」のあり方を学んでいくヨーガの部門として捉えています。キッズヨーガは大きな宇宙に存在する●●ちゃんという小さな「いのち」が、いきいきわくわくと「いのち」を体現する礎になることをねがっています。
ヨーガとはその都度、自分の「いのち」とのであいを繰り返しつづける行為であり、そうした「いのち」の力である生命原理を、この宇宙のなかで感受していく実践哲学です。実はそうした行為は自然に近い子どもたちの方がずっと得意です。私たちおとなは子どもの息を感じ、子どもと共に居るただそれだで「いのち」のあり方に気づきなおし、生命原理に立ち返ることができるはずです。 ただし、今の子どもはおとな社会に都合のいい生き方を強いられて、ちょっとかわった存在になりつつあるのです。
おとな社会に生きるためおかしな姿勢や情緒表現が癖になっている子どもたちに、もう一度自分の息のしやすさ、本来の生きやすさをみつけるためのヨーガあそびに挑戦していただきます。
おとなの方にもいっしょになって、子どもが生きやすい本来の姿を思い出す時間をとっていただきます。それは「人間」という共通のからだをもつ、おとな自身が元気になるプロセスでもあります。
子どもの自然な情動を見守り受け入れるプロセスを体験しながら、おとな自身も自分の自然な情動やありのままのこころに気付いて受け入れていこうとする時間をもちます。ありのままの姿のゆるしあいです。あるいは子ども同士の場においても同じように促します。
子ども自身が自分のいのちを、親のいのちを、人のいのちを大切にする姿勢と技術をみにつけ、それを生活の中で生かしていけるよう、ヨーガ的な自立をうながします。
この4つの視点を大切にすすめていきます。